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  Mission.1 ウサギの目はなぜ赤いの?
  Mission.2 なぜオタマジャクシはカエルになるの?
  Mission.3 なまずはどうして地震を予知する事ができるの?

  Mission.4 どうして夜、動物の目が光って見えるの?

  Mission.5 どうしてパンダは白黒なの?

Mission5.どうしてパンダ白黒なの?





Mission4. どうして夜、動物の光って見えるの?




まずは、こちらの写真を見て頂こう…。


なんだか真夏によく見かけるようなゴシップ記事みたいになっていますが…;
夜道、家路を急いでいると停車した車の下からこちらを見つめる2つの光が?!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)なんだ?!化け物か?!はたまた、100円玉2枚か?!…と、怖いもの見たさ(あるいはがめつさとも言う)で、恐る恐る車の下を覗き込むと…あ。なんだ、猫かぁ〜…。なんて事、経験した事ありませんか??

なにはともあれ、1度は夜に緑やら赤やらに爛々と光り輝く動物の目を目撃し、驚いた事があるはず!

でも、これってなぜなんでしょうか?
確かに不思議ですよねぇ〜。

第一、動物の目が光るのは見た事がありますが、夜に出会った隣人の目は…さすがに光ってないです…よねぇ…??Σ<゚∀゚;>>
という事は、人間の目は光らないけど、ネコとかイヌの目は光るんでしょうか…??
一体、なぜ??

『光るのは、ほら水晶体とかいうヤツに反射してんじゃないの?水晶っていうくらいだからガラスっぽいんだよ!それに水っぽいしさー。』

と思った、そこのアナタ!!ノンノン!それでは、人間の目は光らなくて、動物の目限定で光る理由になってませんよ〜。実は、これってちゃんと理由があるんです!ではでは、なぜ、動物の目だけ夜に光るのか一緒に考えていきましょう!

まず、この質問に回答する前に簡単に目の仕組みを説明しておきましょう。中高生の生物の授業を思い出して下さいね〜。


目はよく、カメラに例えられます。まぶたはレンズキャップ、水晶体はレンズ、虹彩はしぼりなど…確かに分かりやすいですよね。下の図を見ながら光の道筋を想像してみてください。



@ 眼球は光を通さない膜で覆われていますが、前面のみ透明な角膜になっていてそこから光を取り入れる事ができます。角膜の表面は涙腺から出てくる水分で覆われており、光を妨げるごみなどを浮かせる働きをしているんですよ。それをワイパーのように除去するのがまばたきの役目です。

A 次に、入って来る光の量を調節する、いわゆる『しぼり』のような器官があります。虹彩と呼ばれる膜ですね。虹彩はドーナツ状になっていて、筋肉の収縮運動によって真ん中の瞳孔(黒目の部分)の大きさを調節する事ができます。これによって、取り込む光の量を調節しているわけです。ちなみに、虹彩にはMission.1で説明したようにメラニン色素が多く含まれるので光を吸収してしまう為、光を通さないのですよ。

B 瞳孔を無事通過した光は、次に水晶体と呼ばれる、カメラでいえば『レンズ』の働きをする器官を通ります。これは凸レンズのような形をしていて、周りの筋肉(チン小体)の収縮運動によってその厚さを変化させ、ピントを調整する働きをしています。カメラだと、フィルムからの距離を長くしたり短くしたりしてピント調整をしますよね。

C 最後は、いわゆるフィルムなのですが、ここはカメラと少し仕組みが違うようです。水晶体を過ぎた光は眼球の包むように存在する網膜(一番内側の膜)上にある視細胞に当たり、その光の刺激が神経興奮を起こし電気信号として脳に伝わる。…といった感じです。

かなり、間を省いた簡単な表記ではありますが、早く光る目の話題にいきたいのでご容赦下さい(;´Д`);´Д`);´Д`)。感覚器としての目の働きは、きっと中高生の生物の参考書などを見ると詳しく書いてあると思いますので、興味がある方は本棚から引っ張り出してみて下さい。。


復習もできましたところで、暗闇に浮かび上がる光る目の謎ですね。
実は、この光る目…夜行性の動物に限られた特徴なんです。
ネコやウマ、キツネ、タヌキ、シカなどなど…夜に活動する、いやここではあえて夜に活動する事のできる動物と書きましょう!そういう動物限定なんです(`・ω・´)シャキーン━━━!!
なんとなく想像がついてきましたでしょうか?ありゃ?まだ、だめ?…かくいう私もまだ、何が何やらさっぱり…ぉぃ。

まぁ、もったいぶってもショウガナイですね。さっさと回答しちゃいましょう。



(以下、ト●ビアのナレーション風)

夜〜動物の目が光るのは…


タペタムという器官の為である。





…( ゚Д゚) …。


さっさとスギるわ!…ていうか、あんだけもったいぶっといて2行かよ…orz と1人ノリつっこみしてしまうほど意外とあっさり、回答してしまいましたが。はい!そうなんです、タペタムという器官こそあの光る目の正体だったのです!…と、いいましてもきっと『( ゚Д゚) …。』な顔になっている方の方が多いですよね。タペタムとはなんじゃらほい??

これはですね、いわゆる反射板のような働きをする器官なんです。網膜の後ろ…という表記ではまずいのでしょうか?勘のいい人は、もう気づいていると思いますが…ええと、ずずずぃ〜っと上を見て頂いて、先ほどの眼球の図を見てみてください。ほぉら、すでにそこに答えは書いてありました。(ぉぃ;)こんな、あからさまにピンクでしかも赤字で主張しているような大ヒント(最初は正直目●親父でもいっか〜とも思っていたが、さすがにそれは著作権うんぬんでまずかろうという事で断念、一応ちゃんと目玉を書いてみたはいいものの、もう1個作るの面倒くさいし、1つの画像でいいや☆なんていう…管理人の怠惰具合が全面に滲み出ているような画像)に気づかないようじゃあ、観察力が足りないよ、ワトソン君☆(殴)というわけで、網膜の後ろにあるのがタペタムという器官なのです。ウル●ラマンの敵の名前の様ですが…では、この怪獣(違)タペタム…一体どんな働きをするのでしょうか?


暗闇では、明るい所に比べ、もちろん目に入って来る光の量が少なくなってしまいます。そこで大活躍するのが『タ〜ペ〜タ〜ム〜!!(ドラ●もん風)\(T▽T)/』なんです。上でも言いましたが網膜上には視細胞と呼ばれる光を感知する細胞が多数に存在します。しかし、視細胞に触れずに網膜を通過してしまう光もあるのですよね。その視細胞に当たる事なく通過してしまったもったいない光を反射させて、もう1度網膜に通し視細胞に当たるチャンスを与えるのがタペタムの役割なのです。つまり、この反射板のお陰で、わずかな光であってもそれをフルに活用できる為、暗闇でもよく見えるようになるわけです。ある意味主婦の知恵!!『作る為に何を買おうかしら!じゃなくて、あるものから何を作ろうかしら!』みたいな…わかりにくい例えだなぁ…(;゚Д゚)ゝ”

このタペタムのお陰で、夜間のネコの視力は人間の6倍以上にもなるんだそうです。真っ暗闇ではさすがに、見えませんが、星明り程度の光さえあればよく見えるんだそうですよ。ナイトスコープ(?)みたいな感じですね!

このタペタムには、亜鉛という物質が含まれています。これは鏡の製造にも使われていた物質なのです。なんだか、光りそうでしょう?化学的に言うならば、亜鉛は他の物質と結合して蛍光する性質がある為、緑色などに蛍光して見えるんだそうです。(もっと専門的に言えば、タペタムは人間には見えない短い波長の光を、人間にも見える波長の長い可視スペクトルに変化させるんだとか。)うぅん…奥が深い…!何はともあれ、この反射板がある為、動物の目がきらりんと光って見えるのです!!

さらに、夜行性の動物はこのタペタムに加え、網膜上の視細胞の中でも暗い中での視力を支配する桿状体(かんじょうたい)を多く持っているので暗闇に強いのですよー。
ですが、この桿状体を多く持つと明るさにすぐに対応できない(特に暗い⇒明るい)という難点があったりするのですが…(ネコなどは長いときで慣れるのに1時間以上を費やす場合もあるそうですよ)こういう器官を目に備えている為、夜行性の動物達は暗闇でもぶつかる事なく移動する事ができるのです!

たまに、写真などで人間の目も赤く光る場合がありますが、これは網膜の前面と高面が毛細血管でびっしりと覆われているからでタペタムの反射ではないようです。虹彩にメラニンが比較的少ない欧米人などに多い様ですね。


という事で、今回のMissionも無事完結する事ができました!
目指せ動物界のトム・●ルーズ!!
尚、この記事は10秒後に自動的に消去……されません。

今度、夜道に光る2つの目を見かけたら迷うことなく
『タペタム!!』と叫びましょう!


追記 >> 【タペタムその恐怖と実態】
※タペタムはなんら恐ろしいものではありません。
(2007.6.7.やしる太・著)

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